告知板
稜歌会 熊本市民会館
4月23日(日) 午後一時
5月28日(日) (変更注意) 午後一時
6月18日(日) 午後一時
7月23日(日) 午後一時
短歌結社誌「稜」2023年3月号(256号)の
巻末には、稜のメンバー10名の短歌があります。
朝冷えの水に豆腐を切り分けてひとりの馳走味噌汁作る
裕子さんを近くに感じた夏の日日ひぐらし山に鳴きゐしゆゑか
隅田川の水たゆたうをのどけしとさきわう国の旅行者われは
救急車にて母運ばるる夕つ方二人の息子らいかに思はむ
凋落のくれなゐ濡らし時雨ふる寺の石段翳すもみぢ葉
風邪押してコンサートへ行く「メロディ」はスコーリク作ウクライナの曲
ボール一つの行方に世界が熱狂す〈戦い・攻撃〉はこの場のみであれ
母亡き後耕す人なき畑ははや三年過ぎて茅に埋まる
夜の空の冷えて戦下に冬来たる明日が見えない果てしなき闇
別れ月今し惜別足とどむ庭に晩秋様々の声